子どもの「僕も会いたかったのに…」が、私に離婚を決意させた話

わたしのこと

※このページのアイキャッチ画像はAIにより作成されたイラストです。

こんにちは、R蔵です😄

「いよいよ、自分の力で稼ぐ道に本格的に踏み出す時がきた」

今回は、これから開業するにあたって、なぜこの道を選んだのか、私の人生のこれまでの経緯や気持ちの変化について、きちんと整理しておこうと思います。少し長くなりますが、これが今後の「私の物語」の土台となります。何回かに分けてでも、すべてを伝えたい。それが今の気持ちです。


第1話:離婚と借金問題、そして人生の大転換

「一番お金がかかる大人」がいなくなってラクになった

長男が小学1年生のとき離婚をしました。
とは言っても、シングルマザーになるという大変さはさほど感じることはありませんでした。

それまでも家計も家事も育児もすべて私が担っていたので、離婚後の率直な感想は

「一番お金がかかる大人がいなくなって、超ラクになった!」でした。

望んでいたわけじゃない、でも…

実際、私は離婚を望んでいたわけではありません。
子どもへの影響や、子どもが未来に不利益を被るんじゃないかという不安も、考えすぎるほど考えてきました。

相手のお金のルーズさと、その余波

でも、相手はとてもお金にルーズな人でした。 それでいて小心者だったので、怖い所からはお金を借りない。

近くの友人知人や取引先から少しずつお金を借りては、催促の電話を無視するような生き方をしていました。

貸した人たちは連絡がつかない本人の代わりに、私に連絡してきます。
しかも我が家は商売をしている家。逃げも隠れもできません。

見限れなかった気持ちと、悪化する現実

ある時、父から「もう別れた方がいい」と言われました。
でも相手は個人事業をしていたから、事業が上手くいかず自暴自棄になったり悩んだりしているんだろう、いつか落ち着くかも、とどこかで信じていました。

けれど事態は悪化し、商売している私の母方の親族にまで借金の催促がいくように。

運動会での出来事が、私の背中を押した

私が問題を後回しにしたせいで……

そんなある日、長男の小学校に入って初めての運動会がありました。
突然ふらっと姿を見せた相手(その頃はあまり家には帰って来ずたまに帰ってきてはどんなに忙しいかをアピールしていた)は、用意していたお弁当をつまみながら、「ちょっとお金貸してくれる?」と言ってきました。

その後、長男のレースを見に行って戻ると、いなくなっていました。

お昼、急いで戻ってきた長男が「パパは?来てたよね?」と。
本当に帰ってしまったことにガッカリした様子の長男は、弟に「ずるい。僕も会いたかったのに…」普段弟を溺愛している長男が弟に文句を言っているのを聞いたのはこの時が初めてでした。

「子どもよりお金」を突きつけられた瞬間

その後、私の父が「あいつ来てるだろう、やっぱり子供は可愛いんだな。さっき会った時にたまには子供と飯でも食えってお金渡しといたから行っといで」と。

私は「お金もらったから、長男に会わずに帰っちゃったよ」と報告しました。

この瞬間、私は離婚を決意しました。
あの人にとって、子供も私も、私の家族も、数千円のお金より価値がないんだと気づいたからです。


▶️ 次回(第2話)予告: 子どもたちを守るために、私が背負うことになった“連帯保証人”という地獄。知らなかったでは済まされない、この制度の恐ろしさについて語ります。

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